November 04, 2008

池上 永一「レキオス」

 池上永一「レキオス」を読みました。ぶっ飛んでました(^-^;)
レキオス (角川文庫) (文庫)
池上 永一 (著)
角川書店
¥ 860 (税込)
607

on 2008-11-04 01:27:11


レキオス (単行本)
池上 永一 (著)
文藝春秋
¥ 2100 (税込)
502

on 2008-11-04 01:44:26


 先日「テンペスト」を読んで、池上永一に改めてはまったのを機にいくつか図書館で目に付いた本を借りてきたのですが、まあ飛ばしてましたね、これ(^o^)v
 舞台は2000年の沖縄。天久開放地の荒野に現れた謎の女は逆さまに空中を飛びながら米軍のタンクローリーと攻撃ヘリを爆発の炎の中に屠る。その炎は荒野に魔方陣のペンタグラムを形作っていた。それを3キロ先の団地の8階から見ていた女子高生デニスは、逆さ女が自分を見つけて笑ったたのに気づく。
 駐留米軍の黒人将校と日米ハーフの母との間に生まれたデニスは色が黒くて髪はストレートパーマ、唇が厚くて飛びぬけて長身。再婚した母が新しい父と米国に行くのについて行かず、沖縄に祖母と一緒に住んでいる。
 そんなデニスに逆さ女は目をつけた。密かに逃げたデニスだったが、すぐに彼女は自分の中に聞こえる声を耳にすることになる。その逆さ女−真嘉比(マカピ)のチルーの声を。
 一方爆発のあった天久開放地を調査していた米軍のキャラダイン中佐は部下のヤマグチ少尉に「あれはレキオスを目覚めさせるための種みたいなものだ」と語る。ヤマグチ少尉の祖父も語っていた「レキオス」とは...?
 こんな感じで始まる「レキオス」は、デニスや彼女を取り巻く友人やユタやノロなど島の人たちと、米軍のキャラダイン少佐、CIAや謎の組織ガオトゥ、天才女性民俗学者のオルレンショー博士など、たくさんの人間を巻き込んでとんでもない展開をしていく。
 各登場人物にそれぞれの人生があって、それが「レキオス」を復活させようというキャラダインとそれに対抗する勢力との対立に絡んでくる。全体としてはどうも「インディ・ジョーンズ」みたいだなぁ、という感じがしなくもないし、超常現象の規模は「アキラ」を髣髴とさせる。過去を語る場面で「テンペスト」の舞台である琉球王朝末期が回想され(真嘉比のチルーはその時代からやってきた)、ベッテルハイムなど「テンペスト」の読者には懐かしい名前が出て来るけど、役柄は全然違うのでご注意。
 後半だんだん物語が加速して、最後は相当飛ばしてます。
 これまで読んだ池上作品の中では、かなりとっちらかった感じも受けてしまったけど、これはこれで楽しかったです(^o^)v

 しかしこれ、かなりマンガ的かも...と思っていたら「ヤングガンガン」で今月末から連載開始するんですね。
■レキオス YOUNG GANGAN OFFICIALSITE
 作画が、重厚なイラストで個人的にも大好きな前嶋重機さんなので、かなり楽しみ。変態で天才のサマンサ博士とかろみひーとか、最初からマンガみたいなキャラがどう描かれるのか、期待したいです。(^-^)

Posted by roku at 01:25 AM | from category: topics 本/Web読み物・雑誌/素材
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