March 22, 2010

庄司紗矢香さんはやっぱりすごい!

 日曜夜の「N響アワー」で「2009年 心に残ったコンサート ソリスト編」というのをやっていて、その3位に庄司紗矢香さんの弾くプロコフィエフのバイオリン協奏曲第1番 ニ長調 作品19が入っていたのですが、これがすごい...素敵過ぎです、紗矢香さん(-o-;)
■YouTube - sayaka shoji prokofiev violin concerto

 これまでもテレビなどで演奏を聴く機会があるたびに、「何か違うな、この人」と思っていました。昨年、リゲティのバイオリン協奏曲をやはりN響とやった演奏の放送を聴いたとき、演奏以外に彼女が描いた絵がカメラにとらえられていたのですが、これがまた並みの絵と一味も二味も違う不思議な空間で心惹かれました。
 今芸術の分野で活躍されている人の中でも真の「天才」、「音楽家」といえる一人なのでは、と思いました。ものすごく努力し、集中して、真に素晴らしい演奏を成し遂げる中で、その結果にいつも何か新鮮な驚きがあるということ、どんな曲でも妥協がなく、しかも個性的であること−そんな紗矢香さんの演奏を聴けて幸せです。
 YouTube の上記映像についたコメントにもありましたように、ほとんどFalling in loveですね(^-^;)
■YouTube - 庄司紗矢香
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第1番&第2番
庄司紗矢香, ゴラン(イタマール)
ユニバーサル ミュージック クラシック
¥ 2,800
1

on 2010-03-22 00:26:01



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March 07, 2010

究極の楽器ってなんだろう

 なんだかワクワクしてきました(^o^)
■〜明和電機 社長ブログ〜: 究極の楽器ってなんだろう
 社長の感慨...
「ああ、とうとう人類は、、インターネットの中で、巨大なひとつの楽器を作りはじめたのだな・・・」
 たしかに(^-^;)
 明和電機はいろいろな楽器を(遊具?)を作っていますね。これ、気になります。(^-^)
オタマトーン(ホワイト)
キューブ
キューブ
¥ 2,940
0

on 2010-03-07 00:59:04


 デジタルだから可能な楽器というのがまだいろいろ考えられそうです。楽しいなぁ(^o^)v

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December 06, 2009

METライブビューイング

 そういえばメトロポリタン・オペラの2009-2010シーズンが始まっていたんですね。(^-^)
■MET LIVE VIEWING 2009-2010
■METライブビューイング | 松竹
 今年は「アイーダ」や「トゥーランドット」、「トスカ」など気になる演目がいっぱい(といいながら既に終わっていたりしますが-o-;)
■プッチーニ「トスカ」
上映期間:11月7日(土)〜11月13日(金)<東劇のみ10月31日(土)〜11月6日(金)>
上映時間:3時間2分(休憩2回)
[ MET上演日 2009年10月10日 ]
■ヴェルディ「アイーダ」
上映期間:11月28日(土)〜12月4日(金).
上映時間:3時間31分(休憩2回)
[ MET上演日 2009年10月24日 ]
■プッチーニ「トゥーランドット」
上映期間:1月16日(土)〜1月22日(金)
上映時間:2時間56分(休憩2回)<12月31日に歌舞伎座(東京・銀座)にて大晦日プレミア上映>
[ MET上演日 2009年11月7日 ]
■オッフェンバック「ホフマン物語」
上映期間:1月23日(土)〜1月29日(金)
上映時間:3時間37分(休憩2回)
[ MET上演日 2009年12月19日 ]
■R.シュトラウス「ばらの騎士」
上映期間:1月30日(土)〜2月5日(金)
上映時間:4時間20分(休憩2回)
[ MET上演日 2010年1月9日 ]
■ビゼー「カルメン」
上映期間:2月6日(土)〜2月12日(金)<札幌シネマフロンティアのみ2月13日(土)〜2月19日(金)>
上映時間:3時間34分(休憩2回)
[ MET上演日 2010年1月16日 ]
■ヴェルディ「シモン・ボッカネグラ」
上映期間:2月27日(土)〜3月5日(金)
上映時間:3時間15分(休憩2回)
[ MET上演日 2010年2月6日 ]
■アンブロワーズ・トマ「ハムレット」
上映期間:4月10日(土)〜4月16日(金)
上映時間:3時間18分(休憩1回)
[ MET上演日 2010年3月27日 ]
■ロッシーニ「」アルミーダ」
上映期間:5月22日(土)〜5月28日(金)
上映時間:3時間54分(休憩2回)
[ MET上演日 2010年5月1日 ]
 今回は劇場がちょっと遠いんですよね。う〜ん...(-o-;)

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September 04, 2009

坂本龍一総合監修「音楽の学校」commmons:scholaの第3巻、9月2日から発売

 ドビュッシーは好きなのでチェック(^o^)v
■今日の平凡社: commmons:schola第3巻「ドビュッシー」
■commmons:schola(コモンズスコラ)-坂本龍一監修による音楽の百科事典-|【vol.3】Ryuichi Sakamoto Selections:Debussy(ドビュッシー)| commmonsmart (コモンズマート)
コモンズ:スコラ ヴォリューム3 サカモトリュウイチ セレクションズ ドビュッシー
~ オムニバス(クラシック) (アーティスト), ガーデン(メアリー) (アーティスト), ドビュッシー (作曲), コンロン(ジェイムズ) (指揮), ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団 (演奏)他
commmons
¥ 8,925
1

on 2009-09-05 17:24:02


 すでに販売されているバッハについては厳しいレビューがちらほら。やっぱり高いのが難点かな。興味はあるけどもう少し待ってみますか(-o-;)
 No.3「ドビュッシー」については坂本、浅田、小沼各氏の鼎談の一部がYouTubeにアップされているので貼っておきます。
■YouTube - commmons: schola vol.3 Debussy 鼎談


 こちらの番組は忘れていました。再放送見たい(^-^;)
■爆笑問題のニッポンの教養 | 過去放送記録 | FILE083:「台本のない音楽会」 | | 2009年9月1日放送分

 ちなみに山下洋輔のJAZZ編も面白そう(^-^)
コモンズ:スコラ ヴォリューム2 ヨウスケ・ヤマシタ セレクションズ・ジャズ
~ オムニバス (アーティスト), ジョン・コルトレーン (演奏), セシル・テイラー (演奏), ルイ・アームストロング (演奏), ベニー・グッドマン (演奏)他
commmons
¥ 8,925
1

on 2009-09-05 17:25:19



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July 27, 2009

SOUR '日々の音色 (Hibi no neiro)'

 なんかいいです、これ(^o^)
■YouTube - SOUR '日々の音色 (Hibi no neiro)'


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July 11, 2009

June 27, 2009

April 13, 2009

METライブビューイング2008-2009「夢遊病の娘」

 METライブビューイング、今回はベッリーニ「夢遊病の娘」を観て(聴いて)きました。(ベルリーニ作曲「夢遊病の女」という表記もあります)
■METライブビューイング2008-2009:::MOVIXさいたま・柏の葉:::
■METライブビューイング | 松竹
■The Metropolitan Opera
 画像やより生に近い演奏での感想はこちら。
■蘭丸のオペラ日記 in シアトル:夢遊病の女(METライブ・ビューイング) - livedoor Blog(ブログ)
■夢遊病の女 LA SONNAMBULA ドレスリハーサル@MET (2月27日'09) - 徒然なるNY - Yahoo!ブログ
■Sleeping Beauty « RogerEvansOnline.com
■〈第9作〉ベッリーニ『夢遊病の娘』(新演出)
2009年4月11日(土)〜4月17日(金)1日1回10:00〜12:55上映
上映時間:2時間51分/休憩:1回
 お話はすごくたわいのないメロドラマです。若い地主のエルヴィーノとの結婚式を控えたアミーナは美人で気立てもよく村の人気者だが夢遊病で、病気のことは他の村人は誰も知らない。たまたま式の前日村を訪れた伯爵のロドルフォの宿部屋に夢遊病のせいでやって来て眠り込み、翌朝浮気の疑いをかけられてしまう(ロドルフォは眠っているアミーナをベッドに残し、何もせず部屋から出て行ってしまう)。結局アミーナの結婚式はご破算、婚約者のエルヴィーノは怒って元カノに求婚、あげくは婚約指輪をアミーナから取り返す始末。しかしアミーナの誠実を信じる母親と、夢遊病の夢うつつのうちでもエルヴィーノへの愛を訴えるアミーナに心打たれた伯爵のとりなしで最後はハッピーエンドに。

 これだけだとシンプルでかわいいお話ですが、今回のメアリー・ジマーマンの演出では舞台をオリジナルのスイスの山村から現代のニューヨークに移し、「夢遊病の娘」の舞台稽古をしているスタジオでの話にしてしまいました。いわゆる劇中劇!?
 劇中劇と現実を重ね合わせて大成功した作品としては、アントニオ・ガデスの「カルメン」を思い出しますが、この演出では劇中劇と現実の行き来がわかりにくくて、『虚構と現実』のラインがあやふやに思えました。あらかじめ筋を熟知しているわけではないので、通ならわかるかもしれない『虚と実』の微妙な線はまるで見えず、現代ニューヨークでスイスの田舎話をやっているような意味不明な印象でした。舞台美術とか歌劇団員の芝居自体は現代的で決して嫌いではないのですが、今一説得力なかったです。ちなみにこちらのブログの映像では演出のジマーマンがカーテンコールでブーイングを受けていました。(-o-;)
■I Was Saying Boo-llini « Mass Culture Mozart

 でも歌はすごかった。エルヴィーノを歌うフローレスの声はもうビンビンに響き渡っていて、『これぞベルカント』って感じ。「スピーカーの音量下げてくれ!」とツッコミたくなる場面もありましたが。これ、本場のオペラの舞台ではどの位に聞こえているのでしょうかねぇ。それにしても輝かしい声です。歌っている内容が結構男のバカさ、自分勝手さ加減丸出しなのですが、あの声で歌われるとちょっとおとなしく聞いてもいいかと思ってしまいます。(-o-;)
 アミーナを歌うデセイのコロコロ転がりながらも不安定さが一切ない歌もすごいですね。アミーナの純真でかわいい感じがよく出ているお芝居でした。現代ニューヨークで携帯をかけながら稽古場に現れるセレブみたいな登場の仕方が、後半の物語中のキャラと今一整合性がとりにくいような...でもやっぱり歌ですべては救われますね。高音でもピアニッシモでもずっと芯がしっかりした美しい声でした。とにかくすげぇ。(^o^)
 脇役ではロドルフォ役のペルトゥージが、落ち着いていて人情も教養もある伯爵を柔らかいバスで歌っていて素敵でした。不思議とこの人が出て来ると場が落ち着きます。もっとも夢遊病で迷い込んできたアミーナを彼が起こさなかったために後のドタバタが起こるのですが、ちょっとした間違いも含めてなかなかチャーミングなおっさんです。
 
 ところで幕間のインタビューで今回は、タイトルロールの二人以外にプロンプターのC.A.マシスンさんが出て来て裏方の苦労話を紹介していました。テレビのカンペ出し同様、歌詞を歌い手に教える他、指揮者と舞台上の出演者のテンポを合わせたり、「現場の応急対応係」という感じですね。

 ちなみにデセイはこの「夢遊病の女」のCDを出しています。
ベルリーニ:夢遊病の女 全曲
~ デセイ(ナタリー) , メリ(フランチェスコ) , コロンバラ(カルロ) , ミンガルド(サラ) , アッザレッティ(ヤエル) 他, 演奏: リヨン歌劇場管弦楽団, 指揮: ピド(エヴェリーノ)
EMIミュージック・ジャパン
¥ 4,500
2

on 2009-04-13 00:12:45


 その歌だけ聞けるのがこちら。
■YouTube - Natalie Dessay - La Sonnambula - Care compagne -02
 こちらはデセイとフローレスが共演している別バージョンの「夢遊病」。静止画ですが。
■YouTube - Juan Diego Flórez & Natalie Dessay - Prendi L'anel ti Dono
 こちらはフローレスが歌っている「夢遊病」の舞台映像。

 こちらはデセイとフローレスが共演したドニゼッティの「連隊の娘」の舞台。やっぱうまいなぁ。


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April 04, 2009

ウエスト・イースタン・ディヴァン・オーケストラ、すごい

 4月3日NHK「芸術劇場」でダニエル・バレンボイム指揮のウエスト・イースタン・ディヴァン・オーケストラの演奏会を放送していていたのを聴きました。すごかったです(@o@)
■【今月の放送】音楽 | 芸術劇場 | NHK教育 毎週金曜日 22時30分から24時45分
 ウエスト・イースタン・ディヴァン・オーケストラは、対立を続けるイスラエルとアラブ諸国出身の若い音楽家たちから構成されるオーケストラで、1999年にユダヤ系指揮者ダニエル・バレンボイムとパレスチナ系文学者のエドワード・サイードにより設立されたそうです。ダニエル・バレンボイムはユダヤ系の音楽家ですが、イスラエルによるガザ地区の占領に批判の声を上げ、またワーグナーやリヒャルト・シュトラウスなどナチス寄りとしてイスラエルではタブー視されている作曲家の作品をイスラエルで演奏して議論を呼ぶなどしてきました。
 世界の対立の中心地の一つにおいて批判を恐れず活動するバレンボイムはすごい人だと思いますが、今回ウエスト・イースタン・ディヴァン・オーケストラの演奏を聴いたらびっくり。熱い!音が強い...というと音量が大きいだけみたいに聞こえてしまいますが、そうではなく胸に響いてくる“強さ”があるという感じでしょうか。番組ではベートーヴェンの序曲「レオノーレ」第3番、シェーンベルクの「管弦楽のための変奏曲」、チャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」の3曲を演奏していましたが、どれもワクワクしてくるような演奏でした。飾ったところのない芯のしっかりした音が、小さいテレビの音声なのにビリビリ来ます。何はともあれ聴けてよかった(^-^)v
■ウェスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団 - Wikipedia
■ダニエル・バレンボイム - Wikipedia
 ウエスト・イースタン・ディヴァン・オーケストラとバレンボイムのCD/DVDはまだ少ないですがいくつか出ています。
チャイコフスキー:交響曲第5番 他(DVD付) [CD+DVD]
バレンボイム(ダニエル) 指揮), ウエスト・イースタン・ディヴァン・オーケストラ (演奏)
ワーナーミュージック・ジャパン
¥ 2,940
1

on 2009-04-04 22:12:08


バレンボイム/サイード 音楽と社会 (単行本)
A・グゼリミアン (著), 中野 真紀子 (著), ダニエル・バレンボイム (著), エドワード・W・サイード (著)
みすず書房
¥ 2,940
259

on 2009-04-04 22:32:45


■Takuya in Tokyo:バレンボイム/ウェスト・イースタン・ディヴァン管 「悲愴」ほか
■バレンボイム指揮/ウエスト=イースタン・ディヴァン・オーケストラTHE RAMALLAH CONCERT / ラマラ・コンサート-文楽武三巴日乗
 こちらはDVDのトレーラー。レオノーレ3番が番組での演奏を思い出させてくれます。(^o^)v

 こちらはマイスタージンガー。BBCの放送だそうですが途中映像が乱れるし最後が切れています。冒頭にバレンボイムが中東情勢と音楽について一言語ってくれています。(^-^)


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March 09, 2009

すごい女性ピアニストたち

 N響アワーで上原彩子さんとユジャ・ワンさんが気持ちいい位歯切れのよいプロコフィエフとラフマニノフを演奏していました。おっとこまえ〜(^o^)v
■N響アワー:2009年3月8日放送|アメリカで輝いたロシアのピアニズム
 プロコフィエフはやっぱりいいですねぇ。同時代のロシアのもう一人の巨人、ショスタコービッチよりよどみなく透き通った感触が好きです。そのプロコフィエフを力強くかっこよく弾ききった上原さんに拍手(妊娠中の演奏だったというお話にびっくり)(^-^)/
 ちなみにこちらはチャイコフスキーのピアノコンチェルトの第3楽章の動画。

 最後の音階を駆け上がるところとか、すごいっすね!快感(^▽^)
■上原彩子 - EMI Music Japan -

 ユジャ・ワンさんって初めて聞きましたが、速いパッセージでも粒が揃ってえらく小気味よかったです。フォルティッシモが突き抜けていていいなぁ。
 こちらはヴォロドス編曲のモーツァルト作曲「トルコ行進曲」。すごい編曲(変曲?)ですがテクニックの方もすごいです(^-^)v

 こちらの「熊蜂の飛行」もしゅごいっす(-o-;)

 ラフマニノフもバリバリ(^^;)

 プロコフィエフのピアノコンチェルト2番の第2楽章withN響も。

■ユジャ・ワン(王 羽佳/Yuja Wang) オフィシャル・アーティスト・サイト - ドイツ・グラモフォンと専属録音契約を締結

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February 03, 2009

METライブビューイング2008-2009「つばめ」

 前回「ファウストの劫罰」が素晴らしかったMETライブビューイング。今回はアンジェラ・ゲオルギューとロベルト・アラーニャの「つばめ」を観てしまいました。(^-^)v
■METライブビューイング2008-2009:::MOVIXさいたま・柏の葉:::
■METライブビューイング | 松竹
 資料画像はこちらのブログに少しあります。
■蘭丸のオペラ日記 in シアトル:つばめ:METライブHD - livedoor Blog(ブログ) 
■〈第5作〉プッチーニ『つばめ』(新演出)
2009年1月31日(土)〜2月6日(金)1日1回10:00〜12:55上映
上映時間:2時間38分/休憩:1回
 『つばめ』というオペラは知らなかったのですが、メトロポリタン・オペラで上演されるのは1936年以来。最初はオペレッタとして構想されたそうですが、結局オペラとして完成されたということで、結末が若干不消化というか中途半端な感じでしたが、美しい旋律と『登場人物が死なない』明るい雰囲気が楽しかったです。長らく上演される機会が少なかったのはおそらく、プッチーニ作品の中では物語の起伏と最後のカタルシス(?)に乏しかったからではないかと思います(^-^;)
 
 さて物語は...パリに住む銀行家ランバルドの愛人、マグダは贅沢と享楽には不自由しない生活をしていたが、ランバルドを心底受け入れたわけではなく、昔貧乏学生と交わしたような燃えるような恋をしたいと願っている。今日は詩人のプルニエが集まっていた紳士淑女に自分の詩を歌って見せ、マグダはその歌の続きに自分の思いをのせ、即興で歌ってみせる。プルニエはマグダの手相を見て、彼女は「つばめ」のように翼を広げて飛び回るがまた元に戻ってくると占う。そこへランバルドの友人の息子ルッジェーロがやって来て、パリの夜を楽しむにはどうしたらよいか聞く。居合わせた連中が一番賑わっているブリエという酒場を紹介し、ルッジェーロは去る。マグダの小間使いのリゼットは早めに仕事を切り上げ、彼女に思いを寄せている詩人のプルニエと共に夜のパリに繰り出す。しかしそのすぐ後、マグダ自身も日頃と違った服装で(お針子に変装して?)出かける。
 酒場にやってきたルッジェーロはとりあえず一人で飲んでいると、変装したマグダがやってくる。彼女の美貌に惹かれてつきまとう学生達を避けてルッジェーロと相席になるマグダ。(一応変装しているので)マグダとは知らないルッジェーロはひと目惚れ。マグダも昔酒場で貧乏学生とした恋を思い出し、恋心が燃え上がる。
 そこへリゼットとプルニエのカップルもやってきて、既に出来ているふたりを見つけ愛の四重唱(!)。しかしランバルドが酒場に現れたため、リゼットとプルニエはルッジェーロを逃がす。残ったマグダはランバルドに一緒に帰るよう言われるが、「自分はここに残る」と答える。ランバルドは「後悔しないように」と言って去る...(徐々に修羅場の様相(-o-;))
 ...てな感じですが、みんな大人なのかちゃんんと引くところは引くので破滅的な悲劇にはなりません。ひと時の甘いアヴァンチュール(?)だけで二人とも踏みとどまります。
■歌劇「つばめ(La Rondine)」《プッチーニ(Giacomo Puccini)作曲》
 
 歌は、主役のマグダを演じるゲオルギューが風邪気味で最高の調子ではないという前振りの割りにしっかり歌っていました。ゲオルギューはルーマニア出身だそうで、このMETライブがルーマニアでも上映されることが決まっていたためもあってか、無理を押したようです。オペラ歌手によく見られるような立派な体格ではなく、「ドラマ」の登場人物として見ることの出来るきれいな人でした。
 ルッジェーロのアラーニャは最初なんだか今一伸びない声だったように感じましたが、後半はなかなかでした。ゲオルギューとは実生活でご夫婦だそうで、愛情表現は濃かったような気が(^-^;)
 今回よかったと思ったのはコメディー担当の小間使いと詩人のふたり。リゼットを演じたリゼット・オロペーサは「私の前世は小間使い=メイド」と歌いながらも、客人にずけずけ物を言ったり、プルニエに憎まれ口を叩いたり。いいキャラです。METのオーディションでこの世界に入ったそうで、前に出演したオペラでもメイド役だったとか。もしかすると「メイド歌手」になれる(?)(^-^;)
 プルニエを演じたマリウーシュ・ブレンチューも、ロマンティックなだけの優男ではない、女達を妙に教育しようとしたり、リゼットを歌手にしようとしたりしつつ、マグダの行く末も案じる、忙しくも気配りの出来る男の雰囲気をいい感じに醸し出していたと思います。この人もルーマニア出身で、先輩格のゲオルギューを「秘密だけど素晴らしい共演者だ」と持ち上げていました。
 というわけでオペラ初心者にはなかなか楽しい作品でした。(^o^)v

■参考リンク
■ジャコモ・プッチーニ - Wikipedia
プッチーニ:つばめ [DVD]
出演: フィオレンツァ・チェドリンス, フェルディナンド・ポルターリ
Naxos

1

on 2009-02-03 00:33:12


 METの「つばめ」のDVDはまだ出ていないんですね。
 こちらの動画は「つばめ」の中のアリア「ドレッタの夢」。コンサート形式ですが旋律の美しさは堪能できます(^-^)


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December 14, 2008

METライブビューイング2008-2009「ファウストの劫罰」

 前回「サロメ」を観たMETライブビューイング。今度はロベール・ルパージュ演出の「ファウストの劫罰」です。
■METライブビューイング2008-2009:::MOVIXさいたま・柏の葉:::
■METライブビューイング | 松竹
 資料画像はこちらのブログに少しあります。
■蘭丸のオペラ日記 in シアトル:ファウストの劫罰(ライブHD) - livedoor Blog(ブログ)
■〈第3作〉ベルリオーズ『ファウストの劫罰』(新演出)
2008年12月13日(土)〜12月19日(金)1日1回10:00〜12:55上映
上映時間:2時間55分/休憩:1回
 ロベール・ルパージュは「アンデルセン・プロジェクト」や「月の向こう側」で「すごい!!」と感動したカナダの演出家・俳優さんで、シルク・ドゥ・ソレイユの演出等もやっている人です。舞台空間を映像と装置によって独特で新鮮な世界に変える魔術師です。
 「ファウストの劫罰」はベルリオーズ作曲の「劇的物語」で、普通演奏会形式で上演されることが多い。今回のようなオペラ形式での上演は珍しいそうだが、出演者へのインタビューを聞くと「キャラクターに感情移入しやすいのでよい」という。
■ファウストの劫罰 - Wikipedia
■劇的物語 ファウストの劫罰
■ファウスト - Wikipedia
 舞台には鉄骨で作られた4層6列の巨大な枠組みがセットされ、その枠の前後(客席側と奥側)に映像を投射するスクリーンが自在に出し入れされる。その枠組みは場末の居酒屋になったり、市民の住む家になったり、薄暗い森になったり、敬虔な雰囲気の教会になったり、兵士達が前進し撃たれて死んでいく戦場になったり、処刑場に馬を走らせる道になったり、そして最後には地獄と天国にもなったりする。従来の「オペラの舞台はこういうもの」というイメージを大胆に壊してくれる。

 この舞台の上で展開される劇がまたすばらしい。年老いて疲れた姿から若々しくエネルギッシュな姿になる(といっても壮年だが)ファウスト、眼光鋭く皮肉な笑みを浮かべながら人の心を操るメフィスト、そのメフィストに操られてファウストと恋に落ちるマルグリット(呼び合っているのを聞くと“マルガリータ”)など、歌手−役者たちが皆、見せて聞かせてくれる。
 ルパージュの舞台は場面転換が複雑で、体力的にも相当きついはず(日本版の「アンデルセン・プロジェクト」をやっていた白井晃さんがそういっていた)なのに、その上すごい声量で歌まで歌わないといけないのだからすごい。舞台裏のシーンでマルガリータ役のSusan Grahamが度々水分補給していたところとか見るとその苦労がちょっと想像される。
 ちなみに凝りに凝った舞台で演じる役者たちに、自分がどのように観客から見えているかはわからない。役者−歌手は観客に向かって歌い、演じなければならないので自分の後ろにあるセットで行われていることのすべてを舞台上で見ることが出来ないのだ。ルパージュの作るカラクリは先端的で、舞台上の役者の動きに応じて背景に投影される映像もリアルタイムで変化する。戦場を行進し、撃たれて倒れる兵士達の動きに合わせて、戦場の丈高い草がゆれたり、ファウストをたぶらかすメフィストの動きに合わせて森の木々が葉を落として枯れていったり(これは3-DCG大活躍ですな)と、見るものを驚かせてくれる。しかし演じるものにとっては、最近のVFX映画でブルースクリーンの前で演じる役者と同じく、想像力を働かせて役に没入するしかない。
 ルパージュの舞台は鮮烈で驚きに満ちているので、つい視覚効果の方に気が向いてしまうが、実際にはその効果で伝えられる物語のイメージはとても直接的で心に響いてくる。

 いかにも誘惑しそうで悪魔的な風貌のメフィストを演じたJohn Relyeaはかっこよかったですね。声も色っぽくて素敵でした。基本的に善人だが融通の利かないファウスト(Marcello Giordani)や純情で哀れなマルガリータ(Susan Graham)は、ある意味欲望に忠実な人間らしいキャラ。二人ともよかったですが、特にマルガリータを演じたSusan Graham、声質がやわらかくて響きもよかったです。
 “ルパージュ演出”というだけでも“買い”の舞台でしたが、音楽やお芝居も素敵で楽しめました(^o^)v [more...]

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November 02, 2008

METライブビューイング2008-2009「サロメ」

 映画館でオペラが観られます(^-^)
 生のオペラを観に行くと数千円から数万円と高いですが、こちらは3,500円。映画の1,800円よりは高いけど、最新の公演の映像を大画面で観られるならまあリーズナブルでしょうか。
■METライブビューイング2008-2009:::MOVIXさいたま・柏の葉:::
■METライブビューイング | 松竹
■Welcome to the Metropolitan Opera Family of websites - The Metropolitan Opera
 今回の演目は以下の通り。
■〈第1作〉R.シュトラウス『サロメ』
2008年11月1日(土)〜11月7日(金)1日1回上映
上映時間:1時間37分/休憩:なし
■〈第2作〉アダムス『ドクター・アトミック』(MET初演)
2008年11月29日(土)〜12月5日(金)1日1回上映
上映時間:3時間21分/休憩:1回
■〈第3作〉ベルリオーズ『ファウストの劫罰』(新演出)
2008年12月13日(土)〜12月19日(金)1日1回上映
上映時間:2時間45分/休憩:なし
■〈第4作〉マスネ『タイス』(新演出)
2009年1月10日(土)〜1月16日(金)1日1回上映
上映時間:3時間21分/休憩:2回
■〈第5作〉プッチーニ『つばめ』(新演出)
2009年1月31日(土)〜2月6日(金)1日1回上映
上映時間:2時間15分/休憩:1回
■〈第6作〉グルック『オルフェオとエウリディーチェ』
2009年2月14日(土)〜2月20日(金)1日1回上映
上映時間:1時間31分/休憩:なし
■〈第7作〉ドニゼッティ『ランメルモールのルチア』
2009年2月28日(土)〜3月6日(金)1日1回上映
上映時間:3時間20分/休憩:2回
■〈第8作〉プッチーニ『蝶々夫人』
2009年3月28日(土)〜4月3日(金)1日1回上映
上映時間:3時間21分/休憩:2回
■〈第9作〉ベッリーニ『夢遊病の娘』(新演出)
2009年4月11日(土)〜4月17日(金)1日1回上映
上映時間:2時間40分/休憩:1回
■〈第10作〉ロッシーニ『ラ・チェネレントラ』
2009年5月30日(土)〜6月5日(金)1日1回上映
上映時間:3時間00分/休憩:1回
■〈ドキュメンタリー映画〉
MET創立125周年記念『The Audition〜メトロポリタン歌劇場への扉』
2009年6月6日(土)〜12日(金)1日1回上映
上映時間:106分
 11/1から11/7はリヒャルト・シュトラウスの『サロメ』。ショッキングな結末と「7つのヴェールの踊り」で有名なオペラです。
 個人的に注目しているのは第3作のベルリオーズ『ファウストの劫罰』。演出をロベール・ルパージュがやるということで、かなり期待大です。「月の向こう側」や「アンデルセン・プロジェクト」で驚きに満ちた空間を魅せてくれたルパージュですが、ベルリオーズの“劇的物語”ではどんな舞台を作り出すのか、ワクワクしてきますね。舞台写真イメージなのか、紹介サイトにある、赤い背景に黒い馬を駆る男性(ファウスト?)の姿がかっこいいです(^o^)v

Posted by roku at 11:53 PM | | TrackBacks(0) | Permalink

September 15, 2008

クラシックとヘビメタ、ファンは似た性格:「音楽の趣味と性格」を調査

 へぇ〜、そうなんですか〜(@o@;)
■クラシックとヘビメタ、ファンは似た性格:「音楽の趣味と性格」を調査 | WIRED VISION
■BBC NEWS | UK | Scotland | Music tastes link to personality
 個人的にはクラシック好きで、「劇的、舞台的なものを聞きたいから」という指摘は当たっているかもしれませんね(^-^;)
 最近「デトロイト・メタル・シティ」の映画を観てみようかとか、マンガを読んでみようかとか思い始めているのはそのせい?
デトロイト・メタル・シティ 1 (1) (ジェッツコミックス)
若杉 公徳 (著)
白泉社
530 (税込)
0

on 2008-09-15 00:14:16


デトロイト・メタル・シティ DVD-BOX(4枚組)
出演: うえだゆうじ, 岸尾だいすけ 監督: 長濱博史
東宝
¥ 13,230 (税込)
4

on 2008-09-15 00:12:15


 ...いや、単に面白そうだから、ですって(^^;)

Posted by roku at 12:10 AM | | TrackBacks(0) | Permalink

October 05, 2007

アジアの市場でJ-POPは売れていない?

 やっぱネットでダウンロード、じゃないでしょうか?-o-;
■日本レコード協会、日本の楽曲の普及状況について報告会、今後は中国に力点 | BCNランキング
■Copy & Copyright Diary - J-POPはアジアで売れなくなっている
■スラッシュドット ジャパン | アジアの市場でJ-POPは売れていない
 いろいろなファクターが絡み合っていそうですね。検証する手間はかけられませんが...(-o-;)>

Posted by roku at 12:26 AM | | TrackBacks(0) | Permalink